復顔修復納棺師 メイクディレクター
終活ライフケアプランナー資格
エンディングメイク商標登録
着付け講師
1961年11月
佐賀県にて生まれ大阪、京都を経て現在滋賀在住、小さいころから人を綺麗にする仕事に憧れ美容やメイクに興味を持つ
1998年8月
自分自身が卵巣ガンになり抗がん剤の副作用で眉毛、まつ毛、髪の毛が抜け落ち人相が変わる事に怖さを感じ自らの命を絶とうとするが…このままの顔は見せられないと自らの死を考える
(癌になった人の気持ちがよくわかる)
2005年4月
実家の父が急死
2006年3月
父の一周忌を待たず一週間前に母まで急死 以下「ご挨拶にてきっかけにて詳しく」
一周忌が終わったら母と親孝行旅行を計画、その1週間前だった。
普段化粧を全くしないのに、真新しい化粧品を持っていた。化粧品を買うことで満足していたのか?
その真新しい化粧品で最期の恩返しだと想い化粧をした。近所の方たちに「化粧したらこんなに綺麗だったんや」とか「若く見えるわー」と近所の方たちの言葉に癒される事を知る。私は娘だから化粧をして償いができたが、、、もし息子だったら一生この後悔を背負ったまま生きていかなければならなかった
又母に死化粧をしていた時、「ガンになった自分は、これからどんな仕事をすればいいか?」化粧をしている時母に話しかけた自分がいた
その中で、「私しかできない仕事をしなさい!」と言われたような気がした。慌ただしく葬儀を無事終える事だけを考え、母の死に向き合うことができなかった。気が付けば母はお骨になっていた。「母は死んではいない!いや死んだんだ!」と
母の「死」を受け入れられず3年間苦しむ
2010年12月
母の死化粧をしたことで、もっと綺麗にしてあげたい思いが募りエンゼルメイク学校に入学し講義、実技ともに技術を習得
2011年12月
メイクだけでは仕事にはならなかった。交通事故、腐敗などの特殊メイクと痩せた方への注入メイク納棺儀式のノウハウを
身につけ「エンディングメイク」と商標登録した
2012年4月スクール事業と各種セミナー開催
施術風景
ご家族様にどんな表情で会いたいですか?どんな人生でしたか?と語りながら…
私がこの世界に入ったきっかけ…
30代半ば卵巣ガンになり抗がん剤の副作用で眉毛、まつ毛、髪の毛が無くなり髪はウイッグで何とかなるが人の顔に眉毛やまつ毛がないと怖い顔になることを初めて知りました。
女に生まれながら女ではなくなってしまったようで、再発の恐怖と戦いながら、なぜ自分が…夜になると不安が不安を呼び眠れない日もあった。そしてその恐怖から逃れたいばかりに自らの命をどうやって絶とうかと考えた事もありました。
でもよくよく考えてみると
こんなみじめな顔怖い顔で皆に会いたくない。それは絶対に嫌だと思った経験があります。
そのあと、何とか病気は完治しましたが翌年、父が急死その一周忌が終わったら母への親孝行旅行を計画していたのに、一周忌を待たず母も急死してしまいました。
なぜもっと早く親孝行旅行をしてあげなかったのか…自分を責め続けました。
せめて母の持っている化粧品で化粧をしながら親不孝を謝りました。
近所の人たちに化粧したらこんなに綺麗だったんやとか若く見えるわと言って頂く言葉に何かしらしてあげれた想いが蘇りました。
母の顔を見ていると「あなたしか出来ない事で私のように沢山の方を綺麗にしてあげなさい」と…母からの言葉が伝わってきました。
それからは、何もわからずいきなり故人様の化粧(死化粧)を学ぶため単身東京で学び
始めました。学びながら試行錯誤をしながら今のエンディングメイクにたどりつきました。
今私がこうやって病気を克服し生かされているのは、死の恐怖で癌と戦っている方の為に
最期に出来る事、自分自身がこんな顔で皆に会いたくないと思った事で
その方らしい最後のいい笑顔を復元修復してあげる事が故人様の為、
そして今まで見守ることしか出来ず常にお辛かったご遺族様の為唯一できるメイクなのです。
また髪も顔の一部と考え入院中お染が出来なかった方やシャンプーが出来なかった方の為に
シャンプー、セットはサービスさせて頂いております。
オプションで部分リタッチやウイッグ、まつ毛もご用意しております。
元気なふりをしているけれど、一人になると再発の恐怖におびえる
病気の方の気持ちが痛いほどわかります。この仕事をする為に
今こうやって生かされているんだと思っています。
沢山のご遺族様の悲しみを癒したい。そして故人様の最期の言葉を伝えたい…
日々全身全霊で携わっています。ご遺族様の喜びの声が生甲斐となっています。
私が経験して初めて分かった事、「終活の大切さ」自分の事は自分で用意しよう!
自分の人生の終わりを人任せにしてよいものか?
後の始末がどれほど大変か?経験した方にしかわかりません。
今出来る事をしておく、葬儀なんてまだまだ先の事と考えられてる方、
いつ何が起きても心配いらないようにしておくことが、
あなたの大切な人を思いやる気持ちです
この仕事をしているとつくづく考えさせられます。
年齢ではなく若くても急死される方は常におられます。だからこそ必要なのです
離れている親が急死すると、葬儀の時何もわからない遺族がどれだけ大変な想いをするのか
一番大切な子供に後始末をさせる方を少しでも減らしたい…
出来る事は準備しておくことの大切さを痛感し「備えあれば憂いなし」
エンディングBOXを作っておく!その中にはエンディングノートの中に入れて、少しづつ用意し
「いざと」言うときに「エンディングBOXに全部入れておいてくれて助かった」
と言って頂けるように前向きな終活を応援しております。
(私はお気に入りの綺麗な棺をエンディングBOXに見立て必要なものは入れています)
終活セミナーなどでエンディングセミナーなどの講演も依頼あれば開催します